こんにちは、編み物は基本的に計算と根性で成り立っていると思っています。おおうらです。
ブロックアフガンで編む、ベレー帽制作の続きです。
前回のお話はこちら

サイズの測り方は前回の記事で解説しましたので、その理想サイズにするには、ブロックアフガンのピースを何センチで編めばいいのかという割り出しを行います。
前提:ブロックアフガンのベレー帽の全体像
トップから6枚の正方形ピースを編みつなげる方式です。

正方形ピースは全4段(🟠🟢🔴)で構成されています。

最終段は三角に編んだパーツ●をつなぎ合わせて、かぶりくちを平らに仕上げます。
そのままゴム編みを編んで、仕上げれば完成です。
つまり・・・
頭周りは、正方形ピースの対角線6個分で・・・

高さは、正方形の対角線の2個+ゴム編み分に相当します。

自分サイズのピースの大きさを出す方法
では、計算を始めます。
第1回・第2回の記事で、採寸のやり方やワタシの場合の理想のサイズを出しました。
頭囲:58cm
頭囲から頭頂部までの長さ:23cm
の実寸に対し、
出来上がり頭囲:67.9≒68cm
出来上がりサイズ:23.2cm+2cm≒25.2cm(ゴム編み分)
このサイズを出来上がり寸法としたいな、という話でございました。
で、結局、何センチのピースを編めば良いんでしょう?という話です。
実践①:出来上がりサイズからピースの1辺を求める
出来上がり頭囲サイズを 68cm にしようとしたとします。
6枚のピースで編むので「6」で割ります。
68÷6=11.33333⋯⋯
と出ました。こういうことです。

ここが11.3センチの時、正方形の辺は何センチなんでしょう?という話です。
わかりやすくするために、正方形を対角線でエイヤッと切ります。
すると、二辺が等しい長さの直角二等辺三角形が出ました。

ここで、昔なつかし「√」ルートの登場です。
直角二等辺三角形の比率は、1:1:√2となります。

対角線(底辺)の長ささえ分かれば、残りの辺の長さも求められることになります。
先ほどでた、11.3 を√2 で割れば良いのです。
もし、電卓に√ボタンが付いていれば、
「11.3」「÷」「2」「√」「=」で、7.99030⋯⋯と出ます。
※シャープ製電卓の場合
√ボタンが無ければ
「11.3」「÷」「1.41421356」「=」で、7.99080⋯⋯と出ます。
※若干ズレはでます
でも、解は出ます。
√2は、小数点にすると、ひとよひとよにひとみごろ(1.41421356)となりますれば(なつかしい!)直接入力することで、ルートボタンがなくても計算できます。
きりのよいところで、8cmとしました。
このサイズでブロックアフガンを編めば、概ね 68cmで編めることになります。
(実際に何目何段で編むのが適切かは、また別問題だったりします)
実践②:帽子の高さも求める
帽子の高さは、
対角線の高さ✕2+ゴム編み分でした。
もう単純に、11.3✕2+2 として、解は 24.6≒25とします。
高さは簡単ですね。
あとは、実際にメジャーを輪っかにして実際に頭に当ててみることです。
「これで大丈夫そうだ」と思えれば、それで作りはじめます。
ありがちなQ&A
Q:頭囲を6で割ったら、えらく半端な数字になりました。
A:小数点第一位くらいで、切り上げ/切り下げ して再計算しましょう。もしくは、頭囲の数値を調整して再計算しましょう。
Q:頭囲に合わせると、高さが足りない(多い)です
A:頭囲を優先させるのか、高さを優先させるのかはじめに決めましょう。一般的に、頭囲を大きくすると高さも高くなりがちです。頭囲が充分だが高さが足りない場合は、ゴム編みである程度カバーすることは出来ます。
あとがき
このベレー帽の場合は、二等辺直角三角形の定理と「√」ルート を押さえておくと、
自分サイズでは何センチで編めばいいのかが、割と簡単に出すことが出来ます。
もし、計算するのが厳しい場合は、AIに投げてください。(ChatGPTでもClaudeでもお好きなもので)
プロンプトはこちらです。
直角二等辺三角形があります。斜辺の長さは○cmです。
残りの2辺の長さをそれぞれ求めてください。
これでOK。
自分で手計算して、ダブルチェックでAIを利用するのもありです。
ワタシもよくやります。(で、重箱の隅をつつかれて余計な議論に発展し、作業が遅れがちです。)
次回は、いよいよ実技に入ります。
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お楽しみに!

